教室を飛び出し、歴史を探究する

中学生向けのフィールド探究プログラム。英語を使って歴史的な問いに取り組み、証拠をもとに考え、議論し、自分たちの判断を説明します。安全に配慮した現地学習と、学校の授業につながる事前・事後学習を組み合わせたプログラムです。

全3回のワークショップ|10〜45名|英語で実施(日本語サポート可)|1クラス ¥50,000〜

3つのワークショップで、歴史を探究する。

学校で英語による議論の準備をし、大阪城周辺で歴史的な問題について調査・議論・判断します。最後は学校に戻り、学んだことを発表し、クイズを通して振り返ります。

ワークショップ1

準備する

学校で実施 · 90〜150分

歴史を英語で探究するために必要な表現を練習します。自分の考えを説明する、根拠を示す、異なる意見を検討する、グループで議論を進めるといった活動に取り組みます。

ワークショップ2

現地で調査し、判断する

大阪城周辺で · 90〜150分

大阪城周辺の3〜5か所の考古学的な遺跡や歴史的地点を訪れます。生徒は現地の景観や史料を手がかりに、歴史上の出来事や人々が直面した問題を探究します。グループで複数の選択肢を検討し、根拠をもとに判断した後、実際の歴史的経過を確認して、自分たちの考えを振り返ります。

ワークショップ3

振り返り、発表する

学校で実施 · 90〜150分

グループごとに、現地で何を探究し、どのような判断を下したのか、その根拠は何だったのかを発表します。最後は、3回のワークショップで扱った内容を振り返る、チーム対抗のクイズで締めくくります。

中学校の授業のために設計

  • ✓ 英語で実施(重要語彙の事前学習つき。必要に応じて日本語でのサポートも可能)
  • ✓ 中学校の社会科と関連づけて実施(戦国時代・豊臣秀吉・徳川幕府・明治時代など)
  • ✓ ペアや少人数グループで活動し、全員に一律の発表を求めることはありません
  • ✓ ルートを事前に設定し、安全に配慮して実施
  • ✓ 教材つき。必要な教材はこちらで用意します
  • ✓ 学校での事前・事後学習と、現地でのフィールド探究を組み合わせ、学校行事や授業日程に合わせて実施します

英語を使って学ぶ

英会話の練習だけを目的とするのではなく、英語を使って歴史的な問いを探究するプログラムです。

  • 重要語彙の事前学習: 各回8〜10語の重要語彙を事前に学ぶ
  • ペアでの対話: Think, Pair, Share の手法を取り入れる
  • 発表への配慮: 全員に一律の発表を求めず、参加しやすい方法を工夫する
  • 英語力に応じた支援: 初級・中級・上級の生徒が参加できるよう配慮する
  • 短いグループ報告: 30秒程度で考えを共有する練習を行う

よくあるご質問

英語を学んでいる生徒にはどう役立つのか?

歴史的な問いを探究する中で、生徒は自分の考えを説明し、根拠を示し、異なる意見を検討するために英語を使います。文法や語彙の練習だけでなく、英語で考えを伝え、他者と協力して課題に取り組む力を伸ばします。

内気な生徒や、自己肯定感が低い生徒にも使えるか?

はい。ペアや少人数グループで考えを共有する活動を中心に、安心して参加できる環境づくりを大切にしています。最初から完璧な英語で話す必要はありません。重要なのは、問いに関心を持ち、仲間と考えを深めていくことです。

カリキュラムの目標と合うのか?

はい。中学校社会科の歴史分野と関連づけ、歴史的な出来事を複数の視点から捉え、史料や現地の痕跡をもとに考え、判断の理由を説明する力を育てます。扱うテーマや問いは、学年・授業単元・学習目標に合わせて調整できます。

校外学習として受けられますか?

はい——中学校の校外学習として組み込む前提で設計されています。90・120・150分の少人数フィールド探究を社会科の単元(戦国・秀吉・徳川・明治)に接続し、教材と探究の問いは訪問前に担当教員と調整します。修学旅行の行程に現地学習の一枠として活用することもできます。

カリキュラム対応表

すべてのフィールド探究は、授業単元・学習目標・生徒のレベルに合わせてカスタマイズします。

テーマ中学社会・歴史歴史総合日本史探究探究英語IBAP
縄文〜弥生の変遷中1・先史日本—先史日本史料・証拠と解釈Evidence & Interpretation——
古代大阪・難波中1・古代日本—古代国家の形成歴史的な問いResearch Question—Unit 1
僧兵・農民と権力中1・中世日本—中世の政治権力史料・証拠と解釈Evidence & Interpretation——
秀吉と統一中2・戦国〜統一関連づけ可能戦国・統一地理と権力Geography & PowerHL: Asia & OceaniaUnits 3, 5
徳川の正統性中2・近世日本関連づけ可能近世の政治秩序正統性とプロパガンダLegitimacy & PropagandaTopic 5Unit 3
明治・近代大阪中3・近代日本近代化と社会変容近代日本変化と継続Change & ContinuityTopic 7Unit 5
権力とプロパガンダ中2・政治権力—政治的正統性正統性と歴史叙述Legitimacy & NarrativeTopic 5Unit 3
歴史的記憶中3・近現代日本歴史解釈複数の歴史解釈複数の視点Multiple InterpretationsIA: Fieldwork—
地理と権力中1〜中2・地理と政治空間分析国家形成と領域地理と権力Geography & PowerTopic 4Unit 1

どのような歴史的テーマを探究できるか

これらは固定されたプログラムではありません。すべての探究はあなたのコース、生徒、学習目標に合わせて調整します。

中学校社会科 — 歴史

秀吉と日本の統一

なぜ大阪が豊臣権力の中心として選ばれたのか

中学校社会 — 歴史

僧兵、百姓、そして大坂の包囲戦

なぜ信長は10年かけて宗教要塞を包囲したのか?

中学校社会 — 歴史

古代難波:三つの都、一つの場所

なぜ3人の天皇が同じ場所を選び続けたのか?

上町台地に重なる歴史の層

上町台地には、古代の倉庫群や宮殿、宗教勢力の拠点、そして大阪城へと続く、長い政治・軍事の歴史が刻まれています。それぞれの層を、実際の証拠から探究するのがフィールド探究です。

4〜5世紀

法円坂倉庫群

法円坂倉庫群 —— 古代の国家による物資管理を伝える遺跡

最初の国家がこの台地に倉庫を建てたことは、何を意味するのか?

証拠:法円坂で発掘された高床式倉庫の列 —— 大阪城どころか、都が築かれるずっと以前から、初期国家が穀物を貯蔵し、再分配し、管理していた証拠。

なぜここで:生徒は大阪の政治史の物理的な始まりに立ちます —— 上町台地で早期国家の物資管理拠点であり、その後の宮殿、宗教拠点、城が占めたのと同じ場所です。

645〜794年

難波宮

難波宮 —— 大阪城の下に眠る古代の都

歴代天皇はなぜ、このまさに同じ場所で都を再建し続けたのか?

証拠:大阪歴史博物館の下に現地保存された孝徳天皇ら歴代の宮殿の基礎発掘、同時代の編年記録、そして遺跡から出土した木簡。

なぜここで:難波宮は秀吉が城を築く何世紀も前に同じ上町台地にありました —— 同じ場所に政治拠点が置かれ続けてきたことを示す、この地域の政治史の一つの層といえます。

1496〜1580年

石山本願寺

石山本願寺 —— 信長を10年もの間退けた僧兵の要塞

石山本願寺戦争は、宗教、権力、それとも大坂の川の支配が争点だったのか?

証拠:現在の大阪城周辺にあった大規模な寺院・宗教拠点の痕跡と、それを伝える史料、そして、なぜ10年に及ぶ戦いが勝ちにくかったのかを説明する同時代の記録。

なぜここで:大阪城は現在、織田信長に抵抗した自治的な宗教都市があった場所に立っています —— 同じ川、同じ台地、そして完全な権力の交代。

1583〜1615年

豊臣秀吉と大阪城

秀吉の大阪城 —— 1,000年の権力の上に築かれた要塞

秀吉は軍事的必要性のためか、政治的な象徴のために大阪城を築いたのか?

証拠:現存する豊臣期の石垣と発掘された基礎、そしてそれらを埋めた徳川期の土塁との比較 —— さらに城の規模と意味を記した同時代の史料。

なぜここで:大阪城は、この地域に積み重なってきた政治・軍事の歴史を考えるうえで重要な手がかりです。倉庫、宮殿、宗教拠点の記憶が秀吉にこの台地を選ばせた理由の一部であり、彼の野心の舞台であり、後に徳川が破壊し支配しようとした目標でもありました。

証拠を探究する

先史〜近代

上町台地 ── ディープタイム・タイムライン

大阪城の下に横たわる上町台地の歴史を、地質学・考古学・歴史学を横断するディープタイム・タイムラインとして語る。

古代

城の前:大坂が先史時代の潟であった頃

先史時代の大坂における縄文・弥生の出会い — 水辺の狩猟採集農民と渡来農民の失われた世界。

古代

弥生時代 — 並行する歴史

弥生時代のディープタイム年表 — 中国と朝鮮の並行する歴史を含む。

古代

四天王寺:1,400年の権力、信仰、生存

593年に聖徳太子が建立して以来の四天王寺の完全な歴史。

古代〜平安

蘇我氏、藤原氏と皇室 — 朝廷政治タイムライン

蘇我氏の台頭、乙巳の変、そして藤原氏による皇室への数世紀にわたる支配。

平安

藤原摂関政治 — 五百年にわたる影の支配

藤原氏が摂関職と婚姻同盟を通じて500年にわたり、朝廷で権力を握った過程。

鎌倉

平氏、源氏と最初の幕府

平氏と源氏の皇室起源、源平合戦、そして日本初の幕府の誕生。

戦国

織田・浅井の裏切り — 戦国タイムライン

織田・浅井同盟の崩壊 — 婚姻政治から浅井氏の滅亡まで。

戦国

石山本願寺戦争(1570〜1580)

なぜ織田信長は10年もかけて大坂の僧兵の要塞を包囲したのか。

戦国

太閤の道 — 豊臣秀吉の年表

足軽から天下統一者へ — 豊臣秀吉の生涯と大阪城の建設。

安土桃山

秀吉と千利休:協力者から政治的問題へ

豊臣秀吉と千利休の1582〜1591年の関係を、日本の研究からたどる四列構成の年表 — 命令、承認、茶の湯、そして破綻の原因をめぐる論争。

戦国〜江戸

三人の統一者

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康 — 三人の男、一つの城、60年の歴史。

戦国〜江戸

大阪城:豊臣秀吉、大坂の陣、そして埋もれた歴史

大阪城の裏側の物語 — 豊臣秀吉の構想、二度の大坂の陣、そして徳川が豊臣の遺産をどのように覆い隠したか。

戦国〜江戸

豊臣秀頼:大阪城の崩壊に直面した継承者

豊臣秀頼の生涯 — 生誕から大坂の陣、そして徳川の公式見解まで。

戦国〜江戸

真田信繁 — 日本最強の武将

真田信繁の生涯 — 父の政治的駆け引きから大坂の陣まで。

江戸

徳川家康の年表

徳川家康の忍耐、裏切り、幕府を確立した大坂の戦い。

料金

クラス単位の一括料金。準備から教材、事後のフォローアップまですべて込みです。

料金は一括です。準備・教材・教室でのフォローアップをすべて含み、生徒ごとの計算はありません。

全3回構成のプログラム

全3回:訪問前のワークショップ、大阪城周辺でのフィールド探究、そしてゲームショー形式のクイズを交えた訪問後のワークショップ。

エドワードは全3回すべてに参加します。30名以上のクラスではワークショップ1と3にファシリテーターを1名追加し、計2名体制(エドワードを含む)になります。45名以上のクラスでは2名追加し、計3名体制になります。ワークショップ2(現地)は、いずれの規模でもエドワードが担当します。

教材は、契約時に定めた学年・プログラム向けに利用許諾されるものです。他の学校や事業者への再配布、転用はできません。

引率教員・学校スタッフの参加費は無料です。

授業やカリキュラムに合わせた設計も可能です

すべてのフィールド探究は、コース・生徒・学習目標と結びつけて設計します。特定の歴史的テーマ、地点、あるいはより広い学習プログラムを考えているなら、それを軸にフィールド探究を組み立てられます。

  • 天王寺谷・真田丸・四天王寺・茶臼山など を訪れ、大阪の軍事史や宗教史を歴史的景観から探究する。
  • 堺の大古墳 を手がかりに、難波の初期政治拠点と地方有力者の台頭との関係を探究する。
  • 大阪、奈良、京都、高野山 を、首都・政治権力・宗教・歴史的記憶をつなぐ、複数の地域を結ぶ探究プログラムとして設計する。

標準のプログラムでは収まらない、個別の問いや構成を考えているかもしれません。生徒が何を学んでいるか、どこに重点を置きたいかをお聞かせください。ご希望に合わせて、実施可能なプログラムをご提案します。

フィールド探究の前後に生徒が必要なものすべてがオンラインで利用できます。デジタルで取り組んでも、ウェブサイトから直接印刷して教室で使っても構いません。

ご利用の流れ

1

授業内容と学習目標をお聞かせください。

コース、単元、学年、クラス人数、学習目標。

2

プログラムを選んでください。

スタンダード・エクステンデッド・フルの3種類。事前学習に加え、学校で2回、現地で1回、90〜150分のワークショップが全3回。いずれもクラス単位の一括料金です。

3

探究の中心となる問いを一緒に設定します。

カリキュラムと生徒に合わせて探究を設計します。

4

3つのステージで探究を深めます。

訪問前のワークショップ → 大阪城周辺での現地探究(調査・議論・判断と、実際の歴史的経過の確認)→ 訪問後のワークショップ(発表とゲームショー形式のクイズ)。

5

教室で学びを続けます。

デジタル探究コンパニオンと教員向け教材で、探究は教室に持ち帰れます。

フィールド探究を依頼する

現在の授業内容や学習目標、生徒に考えてほしい歴史的な問いをお聞かせください。学年や英語力、クラス人数に合わせて、カリキュラムにつながるフィールド探究をご提案します。

授業の内容

実施条件

連絡先